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Good Morning, Gorgeous.

Eat Well, Travel Often. よく食べ、よく旅する。日韓夫婦の毎日。


by koolkooly2

Nouvelle Epoqueでディナー(ある分岐点)

人生で忘れられない日
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ホテルオークラのヌーヴェルエポックでディナーをするという
ウリブブ史上またとない機会がございました。

数日前から緊張と、それを上回るワクワク感!
お店のHPを熟読してメニューを眺めうきうき♪

ホテルのフレンチですのでもちろんドレスコードもございます。
ド、ド、ドレスコード!
そんなことここ20年近く考えたことないわ。

真夏なのに男性は襟付きのシャツにジャケット推奨
オッパはスーツ、私もZARAで高見えのカットソーを買ったりして
準備万端でこの日を迎えました!

まずはシャンパンとともに始まりのお愉しみから。

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牡丹海老のマリネとフランス産オシェトラキャビア甲殻類のジュレと雲丹のクリーム

生海老アレルギーのオッパはフォアグラに替えてもらっていた!
うらやましい・・・けどこちらのエビはシグニチャーなのです。
キャビアなんて何年振りに食べただろう・・・

いつもはメニュー名も適当に覚えておりますが
今回だけは紙のメニューをいただいてきて正確に記載しております^^

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リ・ド・ヴォーとモリーユのフリカッセ
フォアグラとマデラの香ソース アスパラガスのともに

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キジハタのポワレ
季節野菜と桜海老のクスクスソースヴァンジョーヌ

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アイスランド産仔羊のロースト
ローストしたアーモンドとドライトマトのピュレ タイム風味の茄子とズッキーニ

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マダガスカル産ミルクチョコレートのクリームフランボワーズのアイス
赤い果実のコンポートにアマーロ”スカーレット”の泡を添えて

前菜からデザートまで夢のように美味しくて幸せな時間でした。
飲んべえが集まっていたのでシャンパン、白、赤、ボトルも次々に開けてしまった。

間違いなく人生でいちばん贅沢なお食事、になりました。


「あなたたち二人を食事に誘ったら来ますか?」と父からお誘いがあったのが6月のこと
母から伝え聞いた時、オッパは「もちろんいきます!」と即答したにもかかわらず
私はすぐには答えられませんでした。

韓国人と結婚するなら親子の縁を切るという
衝撃的なことを言われて家を追い出されてから18年

おばあちゃんのお葬式に出席させてもくれず
門前で怒鳴られ追い返された日から15年

罪悪感、虚無感、自己否定、差別への怒り
大きな岩を抱えるように
だれにも頼らずに這いつくばってきた。

母とやっと再会してから5年
父が病気になってから2年

このまま会わずに父は亡くなるのだと思ってました。

私もその時が来たら、あまりいろんなことは考えず
知ってるおじいさんが亡くなったんだなと思うことにしようと決めてました。

それが何を血迷ったかいきなりのお誘い
もう長くないからオッパに一度会っておきたいとのことでした。

あんなに拒絶していたのにそんな勝手な・・・
複雑な思いはあったけれど会うことにしました。

もう、フレンチが食べたさすぎる気持ちが勝ってしまいました(←そっち?)

結果、会ってよかった。
父はオッパに長年にわたり失礼なことをしたのは前提としてオッパを気遣うように話してくれたし
いつもの高圧的な態度はなく和やかな団らんとなりました。

「お父さん、長くないからお母さんを頼むな」
オッパに会っておきたかったというより、このことを私たちに直接言いたかったんでしょう。

そして何より、私に会えて嬉しそうでした^^
私に会いたかった、と顔に書いてありました。

これから両親との付き合いがどう変わるのか
あれから数週間たちますが今のところ以前と変わってはおりません。

ただ気持ちの上では分岐点であったことは確かです。

私もやっと長年にわたり背負っていた「親不孝」の重りが大分軽くなったような気がして
放心状態のような日々が続いています。

あの背負っていた大きな岩はなんだったんだろう。
あの岩も18年かけて大分小さく丸く、ぴかぴかに研磨され
ビー玉のような石になりました。

誰を恨むでもなく
私の人生はこんなだったなと思うことにいたします。

ビー玉のような石は頑張った証
今度は胸ポケットにでも入れておきましょう。









Commented at 2024-08-19 09:55
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by koolkooly2 at 2024-08-19 12:46
コメントありがとうございます。
本当、なんか、そんな感じなんですよ。
私もまったく同じ気持ちです。
つっかえが取れたかわりにこれから何かと背負わされると思うので
それはそれでまた覚悟しなくちゃいけなくて。
親って本当に勝手なのです。と、親にならなかった私は思ってしまいます。
Commented at 2024-09-11 13:06
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by koolkooly2 at 2024-09-17 20:15
> きぬおさん
ご無沙汰しております。久しぶりにコメントをいただけて嬉しいです!
今まで見守っていただけたこと、時々このようにブログに足跡をのこしてくださること
そしてこの分岐点だった日を昔からの読者様に共有できたことに喜びひとしおでございます。
あのころにはあのころなりの悩みがあり、
お互いに共感しつつ励ましあったりもしたものですが
年を取るとまたひとつ悩みが積み重ねられますね。
それが生きていくということだと思います。
またお気軽にコメントで近況をおしらをいただけますと幸いです^^

by koolkooly2 | 2024-08-09 21:00 | ■ LIFE | Comments(4)